Our Purpose
一般社団法人 DOT・リノベーションの事業理念
木造住宅の耐久性強化と安全な住環境の実現で
寿命100年を超える住宅の普及を目指しています。
長持ち住宅で、ゆとりある生活を。日本の木造住宅の寿命は約30年と言われ、欧米の住宅の1/3〜1/5ほどしかありません。例えば、イギリスの住宅寿命は約80年で、200年を超える住宅も多く残っています。
住宅寿命の差は、生活水準の違いとして現れているのではないでしょうか。英国の一般的な労働者の給与は日本とさほど変わりませんが、生活のゆとりは英国の方がはるかに豊かです。
これは、日本では30年住宅ローンが終わる頃に建て替えの準備を始める方が多いのに対し、英国ではローンを返済した後、50年は返済に充てていたお金を老後の貯えや趣味・娯楽に使うなど、ゆとりある生活を可能としているのです。
日本の住宅寿命が短い理由には、気候や地理的条件も大きく関わっています。温暖湿潤気候が原因で起こる木材の「腐れ」や「虫害」が木材を劣化させ耐久性が低下してしまうのです。さらに、本サイトでもご紹介していますように、効果が5年しかもたない農薬系の防腐・防蟻剤の普及も大きく関係しています。
近年、日本の住宅市場もスクラップ&ビルドの消費型から、優良な住宅をリノベーションするなど受け継いで済むストック型へ変わってきています。それは、住宅の主要構造材を生物劣化から守る防腐・防蟻処理が、木造住宅の寿命を飛躍的に伸ばす処理が求められる時代に入ったと言えます。
(社)DOT・リノベーションは、DOT(ホウ酸塩)処理を主たる手段とした木造構造物の耐久性向上、安全な住環境の整備を目的とし、事業活動を通して100年以上の寿命を保つ住宅の日本での普及を目指しています。